Winter-2024-repairs

2024年冬 修理ランキング

【エアコン 修理】冬に多かったエラーコードTOP5|2024年冬~2025年春【エラーコード】

冬の寒さが厳しくなってくると、「エアコンの暖房が効かない」「暖房を入れたのに室外機が動かない」といったトラブルのご相談が急増します。特に今年(2024年11月~2025年3月)当社・中部空調サービスにいただいた点検依頼では、暖房運転中に表示されるエラーコードに関する問い合わせが非常に多くありました。

そこで本記事では、2024年冬~2025年春に当社で多かった エラーコードTOP5 をランキング形式で発表。各コードの意味、原因、お客様ご自身でできる確認ポイント、そして当社がご提供する対策・保守サービスもご紹介します。これを読んでおけば、来たる冬に備えてのトラブルを未然に防げます。

【目次】

1.冬にエラーが増える理由

暖房運転時には冷房とは異なる負荷がエアコンにかかります。
主な理由は以下の通りです:

  • 冷媒が低温になることで流れが悪くなりやすい
  • 室外機の動きが鈍くなる(ファンモーターなどの可動部や圧力センサーなど)
  • 部屋を閉め切るため、室内・室外機の温度差が激しくなり、圧力異常が起こる可能性が高まる
  • 冬期は使用頻度が不規則で、試運転が不足しがち → まとまった運転で初めて問題が表面化する

これらの理由で、冬に入る前の点検・クリーニング・保守がとても重要です。

2.エラーコードランキングTOP5

以下は、当社が2024年11月~2025年3月までの間に受けた点検依頼の中で特に多く見られたエラーコードTOP5です。

第5位:E3エラー

【内容】
冷媒系統の高圧圧力が基準値を超えて上昇した時に表示されるエラーです。

【主な原因】
・冷媒の過充填・詰まり
・膨張弁の不具合
・プリント基板の不具合
・室内ショートサーキット

【お客様ご自身で確認できるポイント】
・室内機の吹き出し口の前に障害となる物が置いていないか確認する。
・上記以外はお客様ご自身での対応は難しい状況です。

第4位:E4エラー

【内容】
冷媒系統の低圧圧力が基準値を下回った時に表示されるエラーです。

【主な原因】
・冷媒の不足・漏れ
・吸入側の配管の詰まり
・プリント基板の不具合
・室外機の低圧圧力スイッチまたはセンサーが正常に作動していない

【お客様ご自身で確認できるポイント】
・暖房が弱い・暖まらないと感じるか
・室外機のファンが回っているか

第3位:U4エラー

【内容】
室内機と室外機間の通信不具合など、システムエラーが発生している状態です。

【主な原因】
・内外の通信線の断線・接続部不良
・プリント基板の不具合など
・外部からのノイズや電波干渉が原因で、通信エラーや誤作動が出ている

【お客様ご自身で確認できるポイント】
・リモコンで「通信異常」のエラー表示が出るか

第2位:E7エラー

【内容】
室外機のファンモーターが、何らかの原因で停止している状態です。

【主な原因】
・ファンモーター本体の不具合
・プリント基板の不具合
・コネクタの接続不良
・異物の混入

【お客様ご自身で確認できるポイント】
・お客様ご自身での対応は難しい状況です。

第1位:U0エラー

【内容】
冷媒系統の異常全般、特に冷媒不足や流れが悪くなっている状態です。

【主な原因】
・冷媒漏れ、温度差による圧力異常
・センサー不良
・冷媒配管の詰まり

【お客様ご自身で確認できるポイント】
 ①運転停止と再起動
  ・エアコンを停止した状態で電源プラグを抜くか、専用のブレーカーを切ります。
  ・約1分間待機した後、電源を再投入して運転を再開してください。
 ②改善しない場合
  ・上記対応を行っても症状が改善しない場合、不具合の可能性があります。
  ・お買い上げいただいた販売店または中部空調サービスまでお問い合わせください。

3.エラー発生時の対応フロー【自分でできる!】

エラーコードが表示されたら、次のステップで対処しましょう。

1.リモコンや本体表示を確認

表示されているエラーコードをメモする。

2.電源を一度切る

ブレーカーを落として1分待ち、再度入れる

3.改善しない場合は専門業者へ連絡する

お問い合わせの際は以下を伝えるとスムーズです
  ・エラーコード
  ・機械のメーカーとタイプ(天井埋込、天吊り、床置 など)
  ・設置場所(設置高さが高い場合は、大きな脚立などを準備する必要があるため)
  ・症状が発生したタイミング
  ・訪問に際して都合の悪い日時

※業務用エアコンのエラーコードの確認方法はこちら→ダイキン エアコン エラーコードの確認方法~業務用エアコン編~ | 株式会社中部空調サービス

4.今から冬までに準備できること

読者のみなさまがこの冬を快適に過ごすために、当社が推奨する準備と日常点検のチェックリストは以下の通りです。

  • フィルターの定期清掃:月に1回、ホコリを取り除くことで暖房効率の低下を防げます
  • 室外機まわりの確認:落ち葉・雪・ゴミなどを取り除き、風通しを確保する
  • 試運転を行う:暖房シーズン前(秋)に数時間運転して異音・異臭・エラー表示がないかチェック
  • 室温差の管理:設定温度を徐々に上げることで、機械に負荷をかけにくくする

また、当社では専門技術者による定期的な保守点検サービスをご提供しています。
エアコン内部の分解清掃や冷媒ガス漏れ確認、部品の状態チェックなど、お客様では難しい部分まで丁寧に点検・整備いたします。

空調機の保守について詳しく知りたい場合はこちら→働きやすさは空気から!トラブルを防ぐ空調機保守のススメ | おすすめ商品のご紹介 | ブログ | 株式会社中部空調サービス

定期点検を行うことで、故障の予防・エアコン寿命の延長・省エネ運転にもつながります。

「次の冬は安心してエアコンを使いたい」という方は、ぜひ一度、中部空調サービスまでご相談ください。
事務所や工場など複数台のエアコンをお持ちのお客様にも最適なプランをご提案いたします。

5.まとめ

冬の暖房トラブルを防ぐためには、早めの点検と、試運転などの準備がカギです。
特に「U0」「E7」「U4」「E4」「E3」のような冷媒系統・通信系・ファン停止系のエラーは、放っておくと大きな負荷になります。

中部空調サービスでは、これらのエラーコードに精通しており、迅速・丁寧な対応をお約束します。
暖房が効かない・異音がする・運転が始まらないなどの症状がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

電話(平日8:30~17:30):058-247-3711
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