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【放置NG!】エアコンから変な音が!? 自分でできる原因チェックと5つの対処法

「最近、エアコンから変な音がする…」そんな経験はありませんか?

エアコンは事務所や工場、店舗、ご家庭などで一年中稼働している重要な設備です。普段は「ブーン」という一定の運転音しか聞こえないため、「ゴー」「ガタガタ」「ジジジ」といった普段と違う音がすると、多くの方が不安に感じます。

実際に、当社に寄せられるご相談の中でも「変な音がする」という症状は非常に多いです。例えば工場で「ゴーッ」という大きな音がしていたにも関わらず、そのまま使い続けた結果、部品が破損して冷房が止まり、真夏のライン作業がストップしてしまったケースもあります。

この記事では、エアコンの異音が発生する原因と自分でできる対処法をわかりやすく解説します。
さらに、放置した場合のリスクや異音を防ぐための定期点検の重要性についてもご紹介します。


目次

  1. エアコンの異音は「故障のサイン」
  2. よくある異音と原因一覧
  3. 自分でできる!5つの原因チェック
  4. 異音を放置すると起こるトラブル
  5. 異音予防のための定期点検
  6. まとめ

1. エアコンの異音は「故障のサイン」

エアコンから聞こえる異音は、エアコン自身が発しているSOSです。
「まだ冷房が効いているから大丈夫」と思って放置すると、以下のような問題が起きる可能性があります。

  • 部品の破損が進行し、修理費用が高額になる
  • 突然の故障で業務や日常生活がストップする
  • 効率が落ちて電気代が増える

特に工場やオフィスなど業務用エアコンが複数台設置されている現場では、故障による影響が大きくなるため、早めの対応が重要です。

2. よくある異音と原因一覧

異音は、どんな音がしているかで原因の目安を知ることができます。
下の表を参考に、今聞こえている音をチェックしてみましょう。

異音の種類擬音例主な原因対処法の目安
ファン・モーター系ゴー/ガタガタ/カタカタ/キュルキュルファンの汚れ、モーターの劣化、ベルトの緩み清掃や部品交換の検討
冷媒・配管系シュー/プシュー冷媒ガス漏れ、配管ひび割れ専門業者による修理必須
ドレン(水回り)ポタポタ/チャプチャプドレンホース詰まり、水漏れ詰まり除去・水漏れ修理
電気系統ジジジ/バチッ接触不良、電気部品の劣化即時運転停止・業者連絡
室外機周辺ブーン/ガタガタ設置面の傾き、ファンのバランス不良設置調整・固定、必要に応じ部品交換

⚠ 注意点
「ジジジ」「バチッ」などの電気系統の異音は、感電や火災の危険性があるため、必ずすぐに運転を停止してください。
また、焦げ臭いにおいがする場合は重大な故障の可能性が高く、すぐに専門業者に連絡しましょう。

異音ごとの具体例

ゴー・ガタガタ音(ファン・モーター系)

  • ファンにホコリやゴミが付着して回転がスムーズでなくなると「ゴーッ」という音が発生。
  • ベルトが緩んでいる場合も「ガラガラ」や「カタカタ」という音がします。

対処法
一度電源を切り、フィルターや目視できる範囲を確認。
内部部品が原因の場合は触らず、業者に点検を依頼しましょう。

シュー・プシュー音(冷媒・配管系)

  • 冷媒ガスが漏れると「シュー」「プシュー」という音がします。
  • 放置すると冷暖房が効かなくなり、修理費用が高額になることも。

対処法
すぐに運転を停止し、専門業者に点検を依頼してください。
冷媒ガスは取り扱いに資格が必要です。

ポタポタ・チャプチャプ音(水回り)

  • ドレンホースが詰まって水が正常に排出されず、室内機から水漏れが発生することもあります。

対処法
詰まりを取り除く清掃で解決することがありますが、再発する場合はドレンポンプの不具合も疑われます。

3. 自分でできる!5つの原因チェック

異音を感じたときに、自分で確認できるポイントを5つご紹介します。
分解や内部部品に触れる作業はせず目視確認にとどめましょう。

  1. 室外機や配管に物が接触していないか
    →周囲の物が当たることで音がする場合があります。
  2. フィルターの目詰まり確認
    →ホコリが詰まると空気の流れが悪くなり、異音や異臭の原因に。
  3. 室外機周囲の清掃
    →落ち葉やゴミがファンに絡まっていないかをチェック。
  4. 音が徐々に大きくなっていないか
    →摩耗や劣化が進んでいる可能性があります。
  5. 運転モードを切り替えて変化を見る
    →冷房・暖房で音に違いがある場合は、故障箇所の目安になります。

💡 ポイント
これらを確認しても異音が解消しない場合は、すぐに点検を依頼してください。

4. 異音を放置すると起こるトラブル

「まだ動いているから大丈夫」と放置するのは非常に危険です。
異音を放置すると、次のようなトラブルに発展する可能性があります。

実際のトラブル事例

  • ケース1:工場の生産ラインが停止
    ファンモーターが破損し、急遽生産ラインがストップ。
    冷房が止まったことで作業ができず、1日あたり数十万円の損失が発生しました。
  • ケース2:修理費用が数十万円に
    異音がしているのを放置した結果、冷媒ガス漏れが悪化し、
    部品交換とガス補充で高額な修理費用が発生。

5. 異音予防のための定期点検

エアコンの異音は、定期点検による予防が可能です。
中部空調サービスでは以下の内容を含む点検を実施し、故障の芽を早期に発見します。

  • エアフィルター清掃
  • ファンベルトの調整・注油
  • 冷媒ガス漏れ確認
  • ドレン系統の水漏れ確認
  • 端子の増し締め
  • 圧縮機の圧力チェック

定期点検の流れ(例)

  1. 現場到着・ヒアリング(10分):異音の発生状況やお困りごとをヒアリング。
  2. 点検作業(30~60分):各部品のチェックと清掃を実施。
  3. 結果報告・アドバイス(15分):状況説明と、今後のメンテナンス計画をご提案。

定期点検を行うことで、トラブル防止だけでなく省エネにもつながり、電気代削減効果も期待できます。

6. まとめ

  • エアコンの異音は「故障のサイン」
  • 放置すると修理費用が高額化し、業務や生活に大きな影響
  • 自分でできる確認は5つまで。それ以上は専門業者へ
  • 定期点検で未然防止・省エネ・コスト削減を実現

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