【C判定】漏えい発覚時の対応手順|修理完了までの流れ
漏えい発覚時の対応手順|修理完了までの流れ
漏えい時の初動は、環境負荷とコスト、法令リスクに直結します。ここでは現場で迷わないための実務フローを整理します。
1. 初動対応(現場)
- 異常音・油染み・霜付着などの兆候確認。安全確保(周囲立入制限)。
- 運転停止または負荷低減。該当系統を特定。
- 状況を写真記録(広角→接写)。
重要:修理完了前の冷媒追加充填は行わない(再漏えい・法令リスク)。
2. 診断・修理(資格者)
- 漏えい箇所の特定(検知器・発泡液・窒素加圧 等)。
- 修理(ろう付け・部品交換・パッキン交換 など)。
- 真空引き→規定量充填→運転確認→再点検。
3. 記録と社内共有
- 発見日時・機器・箇所・原因・修理内容・充填量・再点検結果。
- 再発防止策(締付強化・配管支持の見直し・運転条件の是正)。
4. よくあるケースと対処
小漏えいで“つい補充だけ”してしまう
根本修理なく補充を繰り返すと、環境負荷・効率低下・故障拡大につながります。必ず修理→再点検まで。
同一箇所の再発
配管応力・振動・支持具の不適合が背景のことも。支持方法や固定位置の見直しを。