【B判定】点検記録の作り方|5年保存をムリなく続ける方法
点検記録の作り方|5年保存をムリなく続ける方法
記録は「書くこと」より「続けること」が難しい。本記事は必要十分な項目と、続ける仕組みに焦点を当てた実践ガイドです。
1. 記録の基本構成(テンプレ)
必須項目
- 機器ID/設置場所/種別
- 定格出力・点検区分
- 点検日・点検者(資格)
- 結果(正常/要是正)・対応内容
推奨項目
- 電流値・温度などの簡易ログ
- 写真(ビフォー/アフター)
- 次回点検日・是正予定日
2. 紙?エクセル?クラウド?
最小工数で続けるなら
共通テンプレのエクセル+共有フォルダが現実的。編集ログを残し、改ざん防止に配慮。 拠点が多いなら
クラウド台帳+権限管理。現場はモバイル入力、承認は本部で。
3. “5年保存”をムリなく達成する運用
- 保存先とファイル命名規則を統一(例:
YYYY-拠点-機器ID)。 - 月次リマインドと四半期レビューで「未記録」を潰す。
- 退職/異動時の引継ぎチェックリストを用意。
記録の目的は「後から確認できる」だけでなく、チームで共有し、改善につなげることです。
フォーマットを共通化し、更新を習慣化することで、点検結果が“残るだけの記録”から“活かす記録”へと変わります。