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【2025年冬】水漏れトラブルにご用心!冬のエアコン故障はこうして防ぐ!

目次

冬も油断できないエアコントラブル

―― 実は“水”がトラブルの引き金になることも!

エアコンのトラブルというと、「冷えない」「エラーで止まる」などの不具合を思い浮かべる方が多いですが、冬の時期に意外と多いのが“水”に関するトラブルです。

冬は気温が低くなることで、室外機が霜取り運転を繰り返したり、排水が凍結したりと、水が原因で起こるエラーや停止、故障が目立つようになります。

特に10月~11月は、冷房から暖房への切り替え時期。この時期にしっかり点検や試運転を行わずに冬を迎えると、「突然止まった」「水が漏れた」「室外機が異音を立てて壊れた」といった事態に発展する恐れがあります。

【原因編】なぜ冬にも水に関するトラブルが起きるの?

水トラブルは室内機や配管からのものと思われがちですが、実は冬のエアコン運転では“室外機まわり”でのトラブルが多く発生しています。

それは、暖房時に特有の動作「霜取り運転」や、外気の冷え込み・排水の凍結といった冬ならではの環境変化が大きく影響しているためです。

ここでは、現場で実際に多く見られる冬の水トラブルをご紹介します。

① 霜取り運転で大量の水が発生→排水不良に

冬の寒さで室外機に霜が付着すると、エアコンは自動で「霜取り運転(デフロスト)」を行います。
この動作では、エアコンは一時的に暖房を止めて霜を溶かすため、10〜20分程度、暖かい風が出なくなることがあります。これは、熱交換器にたまった霜を溶かして除去し、エアコンの性能を維持するための仕組みです。

しかしこのとき、霜が一気に水へと変わるため、短時間に大量の水が発生します。
本来はドレンホースや排水口からスムーズに流れるはずの水ですが、以下のようなケースではスムーズに排出されず、あふれたり逆流するリスクが生じます:

  • 排水溝に落ち葉・ゴミ・泥が詰まっている
  • 地面が凍結していて排水が行き場を失う
  • ドレンホースの先端が雪に埋まってしまっている

これらの状態では、室外機の下が水浸しになったり、氷が再度形成されると、転倒など予期せぬトラブルも起きることがあります。

**霜取り運転とは?、こちらへ


② 氷が接触して部品が破損することも

さらに深刻なのが、室外機内部で凍結した氷がプロペラファンに当たって破損するトラブルです。

霜取り運転で溶けた水が十分に排出されず、その場で再度凍って室外機内部に氷の塊ができることがあります。この氷が回転中のファンに接触してしまうと:

  • 「ガリガリ」「バチン」といった異音
  • ファンブレードの破損や変形
  • ファンモーターの過負荷による異常停止
  • 最悪の場合はファンユニット全体の交換

といった事態に発展することもあります。

特に、気温が氷点下になる時間帯(早朝・夜間)に多発しやすく、屋外に設置された室外機がむき出しの場合は注意が必要です。

【予防編】冬のエアコン故障はこうして防ぐ!

冬に増えるこれらのトラブルは、使う前のひと工夫や定期的な確認で未然に防げる場合が多くあります。ここでは、2024年冬に多かった故障傾向をもとに、今からできる3つの予防ポイントをご紹介します。

① 暖房前の試運転と排水確認

本格的に寒くなる前の10月~11月頃、使用前にエアコンを軽く稼働させてチェックすることが重要です。

  • 室内機・室外機から異音がしないか?
  • ドレンホースから水が正常に排出されているか?
  • リモコンや表示部にエラーが出ていないか?

特に、天井埋込型(天カセ)や天吊型は天井裏で異常に気づきにくいため、試運転・定期点検での早期発見がカギになります。


② ドレンホース・排水まわりの清掃と凍結対策

冬は霜取り運転で水分が大量に発生します。
その水がきちんと排出されないと、ほかの部品に負荷がかかったり二次災害の原因になります。

  • ドレンホースの詰まり(ホコリ・虫・落ち葉など)を確認
  • 配管の勾配(傾き)や接続状態を点検
  • 室外機下の排水口が凍結・雪でふさがれていないか確認

③ 使用頻度の低い部屋でも“月1回”の試運転を

実は、冬の水漏れで多いのが「使っていない部屋のエアコン」です。

  • 長期間停止していたことで内部に湿気がこもり、結露がたまりやすくなる
  • 保温材の劣化・剥がれにより、配管で水滴が生じる
  • 久々に使ったとき、排水経路に異常があって水があふれる

オフィスの倉庫、応接室、医療施設の個室など、あまり稼働していない機器にも月1回は送風運転を
これだけでも、結露や凍結によるトラブル予防になります。

まとめ|見えない“水のトラブル”は冬にこそ注意

冬のエアコンは、表面上は正常に見えていても、内部や室外機まわりで“水の異常”が静かに進行していることがあります。
特に霜取り運転や排水経路の凍結・詰まりによって、水が逆流したり、氷となってファンを破損させるケースも発生しています。
また、使用していなかった部屋での再稼働時には、湿気や結露による予期せぬ水トラブルが起きることも。

こうしたトラブルは放置すると、建物や設備への被害に発展する恐れがあります
だからこそ、冬を迎える前の点検や排水まわりのチェックが重要です。

お困りの際は中部空調サービスへ(岐阜・愛知・三重)

エアコンに関する“水のトラブル”は目に見えにくく、気づいたときにはすでに被害が広がっていることもあります。「ちゃんと動いているように見えるから大丈夫」と油断していると、排水の逆流や凍結で室外機が故障したり、床の浸水や電子機器への影響につながるおそれもあります。

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