風が弱い・出ていない…現場でまず見る5つのポイント

2025年12月20日

― 運転しているのに風を感じないとき ―

「エアコンは動いているのに、風がほとんど出てこない」
「以前より風量が弱くなった気がする」
このようなご相談も、現場ではよくあります。

風が弱い状態が続くと、
冷暖房の効きが悪くなるだけでなく、
機器に負担がかかる原因にもなります。

今回は、空調設備の点検・修理を行っている私たちが、
風が弱い・出ていないときに、まず確認する5つのポイントをご紹介します。

ポイント① 風量設定の確認

まずは、リモコンの風量設定を確認しましょう。
「弱」や「自動」になっていると、
状況によって風が弱く感じることがあります。

一度「強」に設定し、
風の出方が変わるか確認してみてください。

フィルターが汚れていると、
空気を吸い込めず、風量が低下します。

特に長期間清掃していない場合は、
風が極端に弱くなることもあります。
まずはフィルターの状態を確認しましょう。

吹出口のルーバーが閉じていたり、
向きが固定されていると、
風を感じにくくなることがあります。

物が当たっていないか、
可動部がスムーズに動いているかも確認ポイントです。

フィルターの奥にある内部部品が汚れていると、
風量低下につながることがあります。

外から見えない部分のため、
改善しない場合は専門業者による点検が必要です。

使用年数が長い機器では、
ファンモーターなどの劣化により、
十分な風が出なくなることがあります。

「以前より明らかに弱い」と感じたら、
点検を検討しましょう。

風が弱い状態を放置すると、
効きの悪化や故障につながることがあります。
まずは基本的なポイントから確認してみてください。