電気代が急に上がった…現場でまず見る5つのポイント
― 空調が原因かもしれないと感じたとき ―
「最近、電気代が急に高くなった気がする」
「使用状況は変わっていないのに、請求額が増えている」
このようなご相談も、実は少なくありません。
電気代の上昇は、
空調機の使い方や状態が影響しているケースも多く、
気づかないうちに無駄な電力を消費していることがあります。
今回は、空調設備の点検・修理を行っている私たちが、
「電気代が急に上がった」と感じたときに、まず確認する5つのポイントを
分かりやすくご紹介します。

ポイント① 運転時間が長くなっていないか
まず確認したいのが、空調の運転時間です。
季節の変わり目や、
「少し暑い・寒い」状態が続くと、
知らないうちに稼働時間が長くなっていることがあります。
・以前より早くつけていないか
・切り忘れが増えていないか
運転時間を振り返るだけでも、
原因が見えてくることがあります。
ポイント② 設定温度が極端になっていないか
設定温度を
必要以上に低く・高くしている場合、
消費電力が大きくなります。
「なかなか効かないから」と、
設定温度をどんどん下げたり上げたりしていると、
電気代がかさむ原因になります。
まずは、
適正な設定温度になっているか確認してみましょう。
ポイント③ フィルターや内部の汚れ
フィルターや内部が汚れていると、
空調機は余計な力を使って運転することになります。
その結果、
冷暖房の効きが悪くなり、
電力消費が増えてしまいます。
定期的な清掃が、
電気代対策にもつながります。
ポイント④ 効きが悪く、常にフル稼働している
「効きが悪い状態」で運転を続けていると、
空調機は設定温度に近づけようとして、
常にフル稼働になりがちです。
風が弱い、効きムラがあるなど、
他のトラブルが重なっていないかも、
あわせて確認してみましょう。
ポイント⑤ 経年劣化・機器の性能低下
使用年数が長い空調機は、
性能が低下し、
同じ運転でも電力を多く消費する傾向があります。
「以前より電気代が高い」と感じた場合、
機器の更新や省エネ機種への切り替えを検討することで、
長期的なコスト削減につながることもあります。
まとめ|電気代の変化は空調の見直しサイン
電気代が急に上がったと感じたときは、
空調の使い方や状態を見直す良いタイミングです。
今回ご紹介したポイントを確認し、
無駄な運転や負担がかかっていないかチェックしてみてください。
「原因が分からない」
「改善しても下がらない」
そんな場合は、
専門業者による点検・相談をおすすめします。