社会人大学院で学んで(MPD)
私は、2023年4月から2025年3月の2年間、社会人大学院に通い、事業構想にについて学んだ。入学した大学院は、学校法人 先端教育機構 事業構想大学院大學という社会人大学である。
名古屋の駅に隣接するJPタワーの27階の名古屋校にて、平日、6時30からPM9:40分までの授業を週3日、または週4日で1年次学び、2年次は、ゼミで自分の事業構想についての学び、研究を行った。
入学時、私は55歳であり、大学院に通うと言うと、何人かの人に『もう学ばなくてもよいのではないですか?』とか、『何を学のですか?』と言われることもあったが、2年間の学びは、一つの挑戦であった。
入学してみると、最年長ではなかったが、大手の企業から派遣された社員さんが多く、中小企業の後継者など、年齢も、職種も多様な人が学びに来ていた。年齢的に言えば、私の息子(長男)と同じ歳の同級生もおり、息子と学んでいるようで、とても嬉しい気持ちにもなり、この年齢で、『学生』となり、『学割』が効くのも何か気持ちが若返ったように感じました。
MPD(事業構想修士)という修士号を卒業することで得られるのがこの大学院であるが、よくMBA(経営学修士)というものは耳にするし、MBAを取得するために社会人が入学することはよく知られている。MPD(Master of Project Design)は知られていないし、私も知りませんでした。現在、新しい事業を立ち上げる、スタートアップ企業が増えていますが、まさにこの大学院は、事業構想を考える、事業構想計画書を作成するため考え方を学ぶ大学院でありました。
考え方、やり方を学ぶというよりも、本大学の特徴は、新しい構想案を頭からひねり出す。
つまり、『発着想』 0➡1 という発想を学ぶ点に特徴があるように思いました。経営者をして、今までも経営については色々と学び、経営学も知識としては、足らないかもしれませんが学んできました。
私の持論ですが、『経営は実学である。』ため、経営知識だけでは経営は上手くいかない。経営とは、事業を持続的に継続していくことであり、多くの課題を解決しながら収益を上げ、お客様となる方々の問題解決、社会課題解決に貢献できる製品、サービスを提供することであり、社員さん(人)を扱うという点においての難しさは、経営学として頭で学ぶだけでは絶対に習得できない点であると思っています。よって実学としての学びというよりも、時代に合った、頭の切り替え、発着想という学びは、固定観念で頭が固まらないために、私にはとても必要な学びであったのだと思います。
リスキリング、リカレントが叫ばれ、年配の人があらためて、学び直しや、学び増しを行っていく時代になりました。人材不足の中、ベテランの方々が学ぶことは、とても重要な時代になってきました。特に必要なことは、時代認識ができる脳を持ち得ているかであり、新しいことを受け入れる心であり、固定観念でものごとを考え、意思決定しないことだと思います。
事業構想大学院での学びで私が得たものをこれから活かせるかどうかはこれからですが、新しい見方、考え方が少しできる自分に成長きたとすれば、良い学びであったと思います。
社員さんに対して
この2年間、学びの時間をとって学ぶ時間を頂き、感謝申し上げます。本年度、変革を推進するために、色々と取組を行って頂いている我社の社員さんに感謝しています。 皆さんありがとうございます。