点検していない…現場でまず考えたい5つのリスク
― トラブルが起きる前に知っておきたいこと ―
「特に不具合は出ていないから、点検はしていない」
こうした声をいただくことも少なくありません。
しかし、空調機のトラブルは
突然起きるものではなく、少しずつ進行しているケースがほとんどです。
今回は、空調設備の点検・修理を行っている私たちが、
定期点検をしていない場合に考えられる5つのリスクをご紹介します。
ポイント① 小さな異常に気づけない
点検をしていないと、
異音・振動・汚れなどの初期症状を見逃してしまいます。
結果として、
気づいたときには大きな故障につながることがあります。
ポイント② 突然の停止につながる
内部部品の劣化や不具合は、
前触れなく運転停止として現れることがあります。
業務中の突然停止は、
作業や営業に大きな影響を与えます。
ポイント③ 電気代が無駄にかかる
汚れや劣化が進んだ空調機は、
必要以上に電力を消費します。
点検をしていない状態は、
知らないうちにコスト増につながっている可能性があります。
ポイント④ 修理費が高額になりやすい
軽微な調整で済むはずだった不具合が、
部品交換や大規模修理に発展することもあります。
結果として、
修理費用が高くなるケースも少なくありません。
ポイント⑤ 設備更新の判断が遅れる
点検をしていないと、
「いつ更新すべきか」の判断材料が不足します。
結果として、
急な更新を迫られる状況になりがちです。
まとめ
点検は「故障を直すため」ではなく、
トラブルを防ぐためのものです。
大きな問題になる前に、
一度点検を検討してみることをおすすめします。
