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台風でエアコンが危険に! エアコン室外機の水没・転倒リスクに備えよう

台風シーズンに入ると、河川氾濫や強風による被害が発生する可能性が高まります。エアコンの室外機もその影響を受けやすく、適切な対策を講じることが重要です。室外機の水没や転倒によるリスクを軽減し、安全な使用を継続するために、事前の準備や緊急時の対応策を確認しておきましょう。

10月になると、台風シーズンも終盤を迎えますが、まだ油断はできません。特にこの時期は、季節の変わり目に伴い発生する台風や大雨の影響で、各地で突発的な被害が発生する可能性があります。エアコンの室外機もその影響を受けやすく、強風や浸水によるトラブルが報告されています。これからの季節、台風や大雨に備え、室外機の安全対策を万全に整えておくことが、快適で安心な生活を維持するための鍵となります。

1.水没リスクと対策


1-1 河川氾濫や大雨による室外機の水没リスク

台風や大雨の影響で河川が氾濫した場合、エアコンの室外機が水没するリスクが高まります。室外機は屋外に設置されているため、浸水しやすく、特に低地や水害の多い地域では注意が必要です。室外機の内部には、電気系統や精密な部品が多数組み込まれているため、水没すると漏電や部品の故障が発生する可能性があり、最悪の場合は火災などの重大な事故につながる恐れもあります。

1-2 水没リスクを軽減するための事前対策

浸水しやすい場所に設置されている場合は、事前に高い場所に移動させるか、ブロックや台の上に設置し直すなどの対策を検討しましょう。また、室外機の周りに溜まりやすい雨水を速やかに排出できるよう、排水溝の掃除や地面の整備を行っていくことも重要です。

1-3 実際に水没してしまった場合の対応策

水が引くのを待つ 
水没が発生した場合、水が引くのを待ってから対応します。その後、漏電の確認や部品の水分除去を行います。
室外機には近づかない 
水に浸かった室外機は、漏電の危険があるため、絶対に近づかないようにしましょう。
電源を切る 
ブレーカーを切るか、コンセントを抜いて、室外機への通電を止めましょう。この段階で無理にエアコンを稼働させようとするのは危険です。
専門業者に連絡する 水が引いた後、販売店やメーカーに連絡して点検を依頼しましょう。浸水によって電装部品やモーターに水分が残っている場合、専門業者による詳細な確認と修理が必要です。水没の度合いによっては部品交換が必要になることもあります。

2.転倒リスクと対策


2-1 強風による室外機の転倒リスク

強風によって室外機が転倒する事故が多発しています。室外機が転倒すると、冷媒配管の破損やねじれが生じ、冷媒ガスの漏れや電気系統のトラブルが発生する可能性がでてきます。目視では判断できない内部の破損や漏電のリスクもあり、慎重な対応が必要です。

2-2 転倒リスクを軽減するための事前対策

室外機が据え置き式の場合、アンカーボルトや固定具を使用して地面や壁にしっかり固定することが重要です。これにより、強風でも倒れにくくなります。また、室外機の設置場所を風の影響を受けにくい場所に選定することも大切です。例えば、建物の陰や、強風が直接当たりにくい場所に移動させることで、転倒のリスクを低減できます。風よけとしてフェンスや障害物を設置し、室外機への風の直撃を防ぐ方法もあります。ただし、室外機の放熱や通気性を損なわないように十分なスペースを確保する必要があります。バルコニーや屋上に設置されている室外機は特に強風の影響を受けやすいです。これらの場所に設置している場合は、追加で固定具や重しを用いるなど、通常よりも厳重に対策することを検討しましょう。

2-3 実際に転倒してしまった場合の対応策


・室外機には近づかない
室外機が転倒している場合、まずは近づかないことが最優先です。転倒したことによって目視では判断できない内部の破損があるかもしれません。また、冷媒配管がねじれている可能性があるため、安全のために距離を保ちましょう。
・電源を切る 
室外機が転倒している場合、感電の危険があるため、すぐにブレーカーを切るか、コンセントを抜いて通電を止めます。この操作は、転倒による不具合を更に悪化させないために必要です。
専門業者に連絡する
自分で室外機を戻そうとしたり、確認したりすることは非常に危険です。必ず販売店やメーカーに連絡し、専門の技術者による点検を依頼します。転倒による破損がある場合、専門家が適切に処置を行う必要があります。

3.まとめ


台風シーズンに備えるためには、エアコンの室外機に対する事前の対策が重要です。強風による転倒や河川氾濫による水没のリスクを軽減するために、しっかりとした対策を講じておくことが、安心してエアコンを使用し続けるためのポイントとなります。

具体的には、室外機をしっかり固定することや、電源の管理を徹底することが挙げられます。また、台風が接近する際には、運転を一時停止し、ブレーカーを切ることを検討してください。万が一、水没や転倒が発生してしまった場合は、近づかず、電源を切り、専門の技術者に連絡することが重要です。

私たち中部空調サービスでは、これらのリスクに備えるためのアドバイスや、実際のトラブル時の迅速な対応を行っております。エアコンの室外機について何かお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください。安全で快適な生活を維持するために、私たちが全力でサポートいたします。