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会社の取り組み

働く女性のための健康セミナーを開催しました

~体と心のセルフケアで、より健康的な毎日へ~

中部空調サービスでは、社員一人ひとりが心身ともに健康に働ける職場づくりを目指しています。
その一環として、先日「女性のための健康セミナー」を開催しました。
外部講師をお招きし、女性社員5名が参加。
「働く女性が抱える体と心の不調を理解し、セルフケアのヒントを得る」ことを目的に、日常生活に取り入れやすい運動や食事の工夫を学びました。

セミナーの目的

今回のセミナーでは、次の3つをテーマとして行いました。

  1. 働く女性が抱える体と心の不調を理解し、セルフケアのヒントを得る
  2. オフィスでもできる簡単な運動・ケア方法を体験する
  3. 健康的な習慣づくりの第一歩を踏み出す

仕事・家事・プライベートと日々忙しく過ごす女性にとって、体の不調や気持ちの波は少しずつ積み重なりやすいもの。
そんな「小さな不調」を見逃さず、自分を大切にする時間を持つことの大切さを学びました。

よくある不調とその背景

講師の方からは、女性に多い不調として次のような例が紹介されました。

・肩こりや腰痛
・睡眠の質の低下
・月経トラブル

これらは、同じ姿勢でのデスクワークや冷え、ストレス、栄養の偏りなどが関係しています。
自分の体調を「なんとなく不調」で終わらせず、原因を知って向き合うことが健康維持の第一歩になると教わりました。

セルフケアの基本は「食事・運動・睡眠」

講師の方は「特別なことをするよりも、毎日の小さな積み重ねが大切」と話されていました。
無理なく続けられるセルフケアのポイントを、参加者全員で確認しました。

食事:体を整える基本

甘いものやカフェインを控え、鉄分・ビタミンB6・マグネシウムを意識して摂ることがポイント。
疲れや冷え、月経に関わる栄養素を日常の食事でしっかり補うことが大切です。

忙しい日でも「ゆで卵+味噌汁+納豆」など、手軽にできる工夫を紹介。朝食にタンパク質を取り入れると、一日中エネルギーが続きやすくなるそうです。

運動:ながらストレッチでリラックス

「運動」と聞くと構えてしまいますが、今回のセミナーではオフィスでも簡単にできるストレッチを実際に体験しました。

・歯磨き中や仕事の合間に肩回し
・1日3回、深呼吸を意識してゆっくり吐く
・首・お腹・足首を温めて冷えを防ぐ

“ながらストレッチ”でも、血流が良くなり、気分のリフレッシュにもつながります。
参加者からは「すぐ実践できそう」「短時間でも体が軽く感じた」といった声もありました。

睡眠:眠りの質を高める習慣づくり

寝る前のスマートフォン使用を控えるだけでも、睡眠の質は大きく変わります。
寝室の照明を落とし、ぬるめのお湯で体を温めることも効果的です。
また、就寝・起床時間をできるだけ一定に保つことで、体内時計が整い、日中の集中力アップにもつながります。

栄養のバランスを意識しよう

タンパク質:体をつくる・温める・回復させる

筋肉や血液、ホルモン、免疫細胞など、すべての基礎となる栄養素です。
不足すると、代謝が下がって冷えや疲れを感じやすくなります。

おすすめ食材: 肉、魚、卵、豆腐、納豆、ヨーグルト、チーズ
ポイント: 朝食にタンパク質を入れると、一日がラクに過ごせます。

鉄分:月経と疲れに深く関係

鉄分は血液中のヘモグロビンをつくり、酸素を全身に届ける役割があります。
月経による出血で不足しやすく、疲れ・だるさ・冷えの原因にもなります。

おすすめ食材: レバー、赤身肉、あさり、ひじき、小松菜、ほうれん草
ポイント: ビタミンCと一緒に摂ると吸収率UP!(例:小松菜+みかん)
月経前後は特に意識して摂るのがおすすめです。

ビタミンB群:代謝と神経のサポート役

食べたものをエネルギーに変える「代謝の潤滑油」。
神経の働きを助け、PMSやイライラにも関係しています。

おすすめ食材: 豚肉、卵、玄米、納豆、バナナ、海苔、アーモンド
ポイント: ストレスが多いときほど消耗しやすい栄養素。
「豚肉+野菜炒め」などの組み合わせで効率よく補いましょう。

水分補給で血流と代謝をサポート

水分は血液やリンパの流れをスムーズにし、体温調整や老廃物の排出に欠かせません。

飲み方のコツ:

  • こまめに少量ずつ(1回100~150ml)
  • 朝起きたらまず1杯
  • 冷たい水より、常温~ぬるめがおすすめ

カフェインの摂りすぎにも注意が必要です。
コーヒー・紅茶・緑茶は利尿作用があるため、1日2杯までを目安に。
その分、水や麦茶でバランスをとるように意識しましょう。
月経前はカフェインがイライラや不眠を悪化させることもあるため、体調に合わせて飲み方を工夫するのがおすすめです。

今日からできる健康習慣

講師の方から最後に紹介されたのは、「朝・昼・夜のちょっとした意識で変わる」セルフケアの習慣です。

  • 朝:タンパク質をしっかり摂る
  • 昼:鉄分を意識して疲れにくくする
  • 夜:ゆっくりお風呂と水分補給でリラックス

一度にすべてを完璧にしようとせず、「できることから始める」ことが大切です。
小さな積み重ねが、将来の大きな健康につながります。

参加者の感想

参加した社員からは次のような声がありました。

「普段の食事の見直しになった」
「整体師に依頼しなくても自分たちで行えるストレッチを教えていただいたので、今後は実践してみようと思いました。」
「体を冷やさないことの大切さを実感した」

それぞれが“自分の体と向き合う時間”を持つことで、健康意識が高まり、社内のコミュニケーションにも良い変化が生まれています。

おわりに

女性が安心して長く働ける職場環境づくりのためには、体と心の両面からサポートする仕組みが欠かせません。
中部空調サービスでは、今後も健康経営の一環として、社員一人ひとりの「自分らしい働き方」を支える取り組みを続けていきます。