リモコンでエアコンが動かないときの対処法
はじめに
エアコンをつけたいのに動かない…。特に真夏や真冬だと、一刻も早く直したいと思いますよね。実は、慌てなくても自分で確認できるポイントがいくつかあります。ちょっとした確認で解決するケースも多いので、この記事では リモコンが効かないときに試すべき手順(ステップ1~3)で分かりやすくご紹介します。
ステップ1:リモコンの電池とリセットを確認
最初に確認すべきは「電池」です。
意外と多いのが、電池の消耗や接触不良による動作不良です。

・電池を新しいマンガン電池に交換
・電池を抜いて1分放置、またはボタンを15秒長押しでリセット
これで復旧することもあります。特に長く使っていると、電池の液漏れや端子のサビで接触が悪くなることもあるので、一度確認してみてください。
【よくある見落とし例】
1.アルカリ電池とマンガン電池を混ぜて使っている
→ 電池の種類や残量が異なると、正しく電力が供給されない場合があります。必ず同じ種類・新品の電池を2本セットで入れましょう。
2.電池の向きが逆になっている
→ プラス(+)マイナス(-)を間違えると動作しません。交換の際は必ず確認してください。
3.長期間使用による液漏れ
→ 白い粉や液体が付着している場合は液漏れです。綿棒や乾いた布で優しく拭き取り、端子を清掃してから新しい電池を入れましょう。
4.電池の接触部分がゆるんでいる
→ バネが弱っていたり、端子が曲がっていると電気が通りにくくなります。その場合は修理やリモコン交換を検討してください。
ステップ2:赤外線が出ているかを確認
リモコンは「赤外線」を送信してエアコン本体を操作しています。
赤外線が出ていないと、当然エアコンは反応しません。

・スマホのインカメラを起動
・リモコンの先端を映す
・ボタンを押して光れば赤外線OK
※肉眼では見えませんが、スマホのカメラを通すと確認できます。
【よくある見落とし例】
1.赤外線受光部(エアコン本体側の小窓)がホコリで覆われている
→ 軽く掃除してみましょう。
2.強い直射日光や照明の影響
→ 明るすぎる環境では赤外線がかき消されることがあります。
3.リモコンを極端に斜めや遠くから操作している
→ 受光部にしっかり向けて操作してください。
ステップ3:エアコン本体で動作確認
リモコンの問題か、本体の問題かを切り分けることも重要です。

・エアコン本体にある「運転/停止ボタン」を押す
・正常に動けば、リモコン側の不具合
・動かなければ、本体の不具合の可能性が高い
- リモコンから赤外線が出ていない → リモコン故障
- 赤外線は出ているがエアコンが動かない → エアコン本体の不具合
本体に不具合がある場合は、主電源(ブレーカー)を一度切って数分後に入れ直すと復旧するケースもあります。
【よくある見落とし例】
1.本体のボタンが小さく、気づかれていない
→ 機種によってはカバーを開けた中に隠れている場合もあります。
2.コンセントが抜けている/ブレーカーが落ちている
→ 停電や掃除の際に抜いたままになっているケースがあります。
3.タイマー機能や内部クリーン運転中
→ タイマーで動作が制御されていたり、自動清掃機能が作動していて操作を受け付けないことがあります。
4.フィルター清掃や安全装置による停止
→ フィルター詰まりやドレン異常で安全装置が働き、一時的に運転を停止していることがあります。
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まとめ
リモコンでエアコンが動かないときは、
- 電池の交換とリセット
- 赤外線が出ているかの確認
- 他の機器との干渉チェック
- エアコン本体の運転ボタンで動作確認
この流れで一つずつ確認すれば、多くの場合は原因を切り分けることができます。
それでも改善しない場合は、リモコンの故障や本体側の不具合が考えられます。無理に使い続けず、メーカーや専門業者、あるいは当社にご相談ください。
エアコンは毎日の生活を支える大切な設備です。ちょっとした確認で解決できるケースもありますので、慌てずに順番にチェックしてみてくださいね。
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