フロン排出抑制法Q&A|「うちの設備は対象?」がすぐわかる!
🧊フロン排出抑制法Q&A|「うちの設備は対象?」がすぐわかる!
フロン排出抑制法は、業務用エアコンや冷凍・冷蔵機器をお使いのすべての事業者に関わる法律です。
しかし実際には、「うちの機器も対象?」「チラーは点検が必要?」「年1回と3年に1回の違いは?」といった質問を多くいただきます。
このページでは、中部空調サービスに寄せられるご質問の中から特に多い内容をQ&A形式でまとめました。
設備管理の担当者様が点検義務の有無を判断する際の参考に、ぜひご覧ください。
📘フロン排出抑制法の基本を知ろう
まずは、法律の目的や対象範囲について理解しましょう。フロン類を扱うすべての事業者に共通する基本的な内容です。
📜Q1:フロン排出抑制法とはどんな法律ですか?
業務用エアコンや冷凍・冷蔵機器に使われるフロン類(冷媒ガス)による地球温暖化を防ぐための法律です。
機器の所有者や使用者が「定期点検」「漏えい防止」「記録保存」などを行うことを義務付けています。
機器の所有者や使用者が「定期点検」「漏えい防止」「記録保存」などを行うことを義務付けています。
🎯Q2:どんな機器が対象になりますか?
フロン類を使用して冷却・空調を行う業務用エアコン・冷凍・冷蔵機器が対象です。
家庭用エアコンや家庭用冷蔵庫は対象外です。
家庭用エアコンや家庭用冷蔵庫は対象外です。
🔀Q3:エアコンと冷凍・冷蔵機器は何が違うのですか?
用途によって分類が異なります。
・エアコンディショナー:人を冷やす(空調)ための装置
・冷凍・冷蔵機器:物や水を冷やす(冷却)ための装置
この分類によって点検頻度も変わります。
・エアコンディショナー:人を冷やす(空調)ための装置
・冷凍・冷蔵機器:物や水を冷やす(冷却)ための装置
この分類によって点検頻度も変わります。
🧭点検対象になる機器の判断ポイント
チラーや冷凍機など、どんな機器が定期点検の対象になるのかを見極めることが重要です。ここでは、出力や分類による判断基準を解説します。
🧊Q4:チラー(冷水機)や冷凍機も対象ですか?
はい、対象です。
冷媒にフロン類を使用しているチラーや冷凍機は「冷凍・冷蔵機器」に分類され、定期点検が必要です。
冷媒にフロン類を使用しているチラーや冷凍機は「冷凍・冷蔵機器」に分類され、定期点検が必要です。
🏭Q5:工場の生産ラインで使っているチラーはどのくらいの頻度で点検が必要?
ほとんどのチラーは圧縮機出力が7.5kW以上のため、年1回の定期点検が必要です。
小型の7.5kW未満の機器のみ、3年に1回の点検対象となります。
小型の7.5kW未満の機器のみ、3年に1回の点検対象となります。
🏢Q6:一般事務所に設置しているチラーも対象ですか?
はい。設置場所ではなく、機器の種類と定格出力で判断します。
オフィス用チラーでも冷媒を使用し、出力7.5kW以上であれば3年1回の定期点検義務があります。
オフィス用チラーでも冷媒を使用し、出力7.5kW以上であれば3年1回の定期点検義務があります。
📅Q7:点検の頻度はどのように決まるのですか?
機器の種類と「圧縮機駆動電動機の定格出力」で決まります。
| 機器区分 | 出力 | 定期点検の頻度 |
|---|---|---|
| エアコン(チラー含む) | 7.5kW~50kW未満 | 3年に1回 |
| エアコン(チラー含む) | 50kW以上 | 年1回 |
| 冷凍・冷蔵機器(チラー含む) | 7.5kW未満 | 3年に1回 |
| 冷凍・冷蔵機器(チラー含む) | 7.5kW以上 | 年1回 |
🏙️ビル用マルチ・室外機連結タイプの注意点
ビル用マルチエアコンや複数の室外機を連結して使用するタイプは、出力の合算がポイントになります。誤った判定をしないよう注意が必要です。
🏢Q8:ビル用マルチエアコン(ビルマル)はどう判断すればよいですか?
ビル用マルチエアコンもエアコンディショナーに分類されます。
室外機を複数台連結して使う場合は、全体の合計出力で判定します。
合計出力が50kWを超えると、年1回の定期点検対象になります。
室外機を複数台連結して使う場合は、全体の合計出力で判定します。
合計出力が50kWを超えると、年1回の定期点検対象になります。
➕Q9:室外機が連結している場合、出力の見方は?
各室外機の「圧縮機駆動電動機の定格出力(kW)」を合算します。
例:同一系統内10kW×6台=60kW → 年1回の定期点検対象になります。
例:同一系統内10kW×6台=60kW → 年1回の定期点検対象になります。
🛠️点検の方法と記録・義務
点検の内容や記録方法、有資格者による実施義務など、日常管理に欠かせないポイントをまとめました。
🔍Q10:簡易点検と定期点検の違いは何ですか?
簡易点検:3か月に1回以上、お客様ご自身で外観や音、油漏れなどを目視点検。
定期点検:年1回または3年に1回、有資格者(冷媒フロン類取扱技術者など)が実施します。
定期点検:年1回または3年に1回、有資格者(冷媒フロン類取扱技術者など)が実施します。
🧾Q11:点検の結果はどうすればいいですか?
点検結果を「点検記録簿」にまとめ、5年間保存する義務があります。
漏えいが確認された場合は修理を行い、必要に応じて都道府県へ報告します。
漏えいが確認された場合は修理を行い、必要に応じて都道府県へ報告します。
🏷️Q12:どこを見れば定格出力がわかりますか?
室外機や機器本体の銘板(ラベル)に「圧縮機駆動電動機 定格出力〇kW」と記載されています。
不明な場合はメーカー仕様書や取扱説明書で確認可能です。
不明な場合はメーカー仕様書や取扱説明書で確認可能です。
⚠️Q13:点検を怠るとどうなりますか?
義務違反となり、行政指導や罰則(報告命令・過料)の対象になることがあります。
法人の場合は、管理体制の整備が特に重要です。
法人の場合は、管理体制の整備が特に重要です。
🎓Q14:どんな資格者が点検を行うのですか?
「冷媒フロン類取扱技術者(第一種・第二種)」など、有資格者が実施します。
資格を持たない方の点検は「簡易点検」のみ可能です。
資格を持たない方の点検は「簡易点検」のみ可能です。
🤝中部空調サービスのサポート体制
中部空調サービスでは、フロン排出抑制法への対応をトータルでサポートしています。安心して法令遵守を進められる体制を整えています。
📞Q15:中部空調サービスではどんなサポートをしていますか?
当社では以下を一括サポートしています。
・対象機器の判定
・定期点検・記録書作成
・フロン漏えい修理・報告
・法令遵守体制のアドバイス
「自社の設備が対象か分からない」「複数拠点の管理を任せたい」など、ぜひお気軽にご相談ください。
👉 点検・管理のご相談はこちらから
・対象機器の判定
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・フロン漏えい修理・報告
・法令遵守体制のアドバイス
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対象機器かカンタン診断(YES/NO)
以下の質問にYES/NOで答えると、フロン排出抑制法の点検対象かどうか、そして点検頻度の目安がわかります。最後に「ひとつ前へ戻る」「最初からやり直す」も可能です。
フロン法|対象機器かどうかのYES/NO診断
Q1. この機器は 業務用エアコン または 冷凍・冷蔵機器 ですか?
※ 家庭用ルームエアコン、家庭用冷蔵庫は対象外です。
※ 点検結果は 機器ごとに記録し、5年間保存 してください。漏えいがある場合は修理完了まで冷媒充填不可です。
👉 ご不明点は 中部空調サービス までお問い合わせください。