エアコンの水漏れを防ぐためにやるべき3つのこと【2025年の傾向から】
「天井からポタポタ水が落ちてきた」「エアコンの下が濡れている…」
そんなお問い合わせが、今年の夏は特に多く寄せられました。
2025年の夏は、例年を上回る猛暑と高湿度が続き、エアコンへの負荷が非常に高いシーズンとなりました。中部空調サービスでも、「冷えない」「動かない」といったトラブルと並んで、「水漏れ」に関する修理依頼が急増しました。
水漏れは「動いているから大丈夫」と見過ごされがちですが、
放置すると天井材のシミ・床の腐食・漏電リスクなど、建物全体への被害につながる恐れもあります。
では、なぜエアコンから水が漏れるのか?
その原因を知ることで、予防や早期対応にもつなげることができます。
目次
なぜエアコンから水が漏れるのか?
「エアコンから水がポタポタ垂れてきた!」
そんなとき、多くの方は「壊れたのかな…」と不安になると思います。
しかし実際には、エアコン本体が壊れているわけではなく、水の通り道がうまく流れていないだけというケースが多いんです。

主な原因
- 水を外に出すためのドレンホースにゴミが詰まっている
- 猛暑でエアコン内部に大量の結露が発生している
- 長年使用で部品が劣化・ゆがみ、排水がうまくいかなくなっている
特に雨の日や湿度の高い日は注意が必要です。
ドレンホースの先端が雨水でふさがれて排水できなくなったり、外気湿度の急上昇で大量の結露が発生したりするため、水漏れが起きやすくなります。
水漏れを防ぐための3つの予防策

水漏れは“突然起こるトラブル”と思われがちですが、
実は日頃の習慣や点検で防げるケースも多くあります。
① 冷房シーズン前の試運転と点検
- 5月頃の使用前に試運転を行い、排水(ドレン排水)がスムーズか確認
- 汚れや配管の傾き(ドレン勾配)、サビや亀裂がないかチェック
- 古い機器ほど“予兆”を早めに発見できます
② フィルターとドレンホースの清掃
- フィルターが汚れていると冷却効率が落ち、結露が増え水漏れの原因に
- ドレンホースにはホコリや虫が入りやすく、詰まると排水が逆流します
- オフィスや店舗など使用頻度が高い場所では特にこまめな清掃が効果的
③ 湿度コントロールと換気
- 室内湿度が高すぎると結露水が増え、排水が追いつかなくなる
- 除湿運転や換気で湿度を適度にコントロール
- 加湿器や観葉植物の配置にも注意
実際にあった水漏れ事例【2025年夏】
① 工場でパソコンの真下に水漏れ発生!
工場で使用されている天吊型エアコンにて、室内機本体ではなく配管の一部から水漏れが発生しました。
特に問題だったのは、エアコンの真下にパソコンが置かれていたこと。
お客様は「怖くて電源を入れられない」と不安を感じ、業務を中断せざるを得ない状況でした。
天吊型は本体からの水漏れと思われがちですが、配管まわりでもトラブルは起こり得ます。
特に電子機器があるスペースでは、設置位置やレイアウトにも注意が必要です。
② 天井カセット型エアコンで発覚!修理か入替かの判断
衣装部屋に設置された天井カセット型エアコンで水漏れが発生。
点検の結果、部品供給が終了しており修理が困難なため、機器の入替を検討する必要がありました。
天井埋込タイプは水漏れに気づきにくく、発見が遅れると被害が広がりやすいのが特徴です。
使用開始前のチェックや定期点検で、リスクを未然に防ぎましょう。
まとめ|水漏れは“予防”と“早期対応”がカギ
エアコンの水漏れは、ある日突然起こるのではなく、
内部でじわじわ進行する“見えないトラブル”です。
「動いているから大丈夫」ではなく、
「水の通り道は正常か?」という視点で、日頃から点検と予防を心がけましょう。
特に、雨の日や湿度が高い日は排水トラブルが起きやすくなります。
ドレンホースがふさがれていたり、結露が急増することで、突然水があふれてしまうことも。
日常的な点検と、違和感を感じたらすぐに対応することが、
大切な空間と設備を守ることにつながります。

お困りの際は中部空調サービスへ、岐阜・愛知・三重エリアに迅速対応!
エアコンからの水漏れは、見えにくく気づきにくいトラブルです。
「まだ冷えてるから大丈夫」と思っているうちに、天井材のシミ・床の腐食・電子機器の故障など、建物全体への影響が広がることも。
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