エアコンが動かない原因はプリント基板!交換修理の事例をご紹介
1. 今回の施工事例の概要
今回は、某事務所お客様から「エアコンが動かなくなった」というご相談をいただきました。電源は入るものの、風が出ない、運転ランプが点滅して動作しないなどの症状が発生していました。
2. 故障の状況と原因調査
現地調査を行ったところ、室外機のエラーコードが表示されており、通信エラーや制御信号不良が疑われました。診断の結果、室外機のインバータプリント基板が故障し、正常に制御信号を送れなくなっていたことが判明しました。
3. プリント基板の役割とは?
プリント基板は、エアコンの「頭脳」にあたる重要な部品です。室内機・室外機間の通信、温度センサーやファンモーターの制御、運転モードの切り替えなどを担っています。基板が故障すると、エアコンが動かない、誤動作する、エラーコードを出すといったトラブルが起こります。
特にインバータプリント基板は圧縮機(コンプレッサー)の動きをより細かく調節し、最適な温度を少ない電力で実現する部品です。
4. 施工内容
部品を手配し、交換作業を実施しました。交換作業では、室外機の外板を開けて古い基板を取り外し、新品の基板を正しく配線接続した後、電源を投入して試運転を行いました。各種センサーやファン動作、室外機との通信などを確認し、正常運転を復旧しました。
今回は年数が経過した機械でしたので、今後のことも考慮してお客様と相談のうえ、ファンモーターも同時に交換させていただきました。これで安心してご利用いただけます。
写真は左から、交換前 → 交換中 → 交換後 の順です。



5. まとめ
エアコンは電子制御化が進み、プリント基板の重要性が増しています。長年使用したエアコンでは、経年劣化や電気的なダメージで基板類が故障するケースがあります。
「動かなくなった」「ランプが点滅している」などの症状が出た場合は、早めの点検・修理をご相談ください。
当社では、原因調査から部品手配・交換まで対応しています。定期点検や保守契約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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