フロン回収時に必要な「行程管理票」と「回収フロン破壊処理証明書」とは?保管義務もわかりやすく解説
業務用エアコンの修理や入替工事では、
機器の内部に入っている冷媒(フロンガス)を回収する作業が行われることがあります。
このとき発行されるのが次の2つの書類です。
- フロン類行程管理票
- 回収フロン破壊処理証明書
これらは、フロン排出抑制法に基づいて発行される書類で、
フロンが適正に回収・処理されたことを証明する重要な記録になります。
また、この2つの書類は
セットで管理するものとなっています。
今回は、業務用エアコンの工事や修理の際に発行される
これらの書類についてわかりやすく解説します。
フロン回収とは?法律で義務付けられています
業務用エアコンには、冷房や暖房を行うための冷媒として
フロンガス(R410Aなど)が使用されています。
このフロンガスを大気中に放出すると
地球温暖化への影響が大きいため、
フロン排出抑制法により回収が義務付けられています。
そのため、次のような作業を行う際には
必ず冷媒回収が必要になります。
- 業務用エアコンの修理
- 業務用エアコンの入替工事
- 業務用エアコンの撤去
フロン回収の義務については、
こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉業務用エアコンのフロン回収は義務です|法令対応のご相談は中部空調サービスへ
フロン回収時に発行される2つの書類
冷媒回収を行った場合、
フロンの処理状況を記録するために
次の2つの書類が発行されます。
フロン類行程管理票
フロン類行程管理票は、
回収されたフロンが
- 回収された
- 運搬された
- 破壊処理された
という処理の流れを記録する書類です。
フロンが適正に処理されているかを
確認するための重要な管理書類になります。
回収フロン破壊処理証明書
回収されたフロンが
専門業者によって適正に破壊処理されたことを証明する書類です。
この証明書が発行されることで、
- フロンが大気中に放出されていない
- 法律に基づいた処理が行われた
ということを証明することができます。
フロン回収から証明書発行までの流れ
フロン回収から破壊処理までの流れは、
おおよそ次のようになります。
エアコン修理・入替工事
↓
行程管理票を準備
↓
冷媒(フロン)回収
↓
行程管理票に回収量などを記入
↓
フロン破壊業者へ引き渡し
↓
フロン破壊処理
↓
回収フロン破壊処理証明書発行
このように
行程管理票と破壊処理証明書はセットで発行される書類です。
行程管理票は誰が作成する?
フロン類行程管理票は、
フロンの回収から破壊処理までの流れを記録するための書類です。
制度上は、機器の所有者が回収を依頼する際に
作成する仕組みになっていますが、
実際の工事では回収業者が準備し、作業後にお客様へお渡しするケースも多くあります。
重要なのは、
フロンの処理が適正に行われた記録として書類が残ることです。
書類はお客様が3年間保管します
フロン排出抑制法では、
フロン処理に関する記録の管理が求められています。
そのため、
- フロン類行程管理票
- 回収フロン破壊処理証明書
は、
機器の所有者(お客様)が3年間保管する必要があります。
エアコンの修理や入替工事の際には、
これらの書類を大切に保管しておきましょう。
まとめ
業務用エアコンの修理や入替工事で
冷媒回収を行った場合は、
- フロン類行程管理票
- 回収フロン破壊処理証明書
が発行されます。
これらはフロンが適正に処理されたことを証明する
法律に基づく重要な書類です。
また、これらの書類は
機器の所有者が3年間保管する必要があります。
業務用エアコンの修理や入替工事の際には、
書類の保管についても確認しておきましょう。