【施工事例】医療施設にてファンコイルの新規取付
生活環境や執務環境など、様々な場面で空調換気設備が活躍しています。今回は、岐阜県内の医療関連施設様の待合室に、新たにファンコイルを導入した事例をご紹介します。中部空調サービスは、お客様のご要望に合わせた最適なソリューションを提案し、快適な環境の実現をサポートしました。
<背景>
岐阜県内の医療関連施設様から、待合室をより快適にしたいというご相談をいただきました。この施設では古い空調機が故障しており、修理が困難かつ、設置場所の問題から撤去も困難な状況です。そこで新しい空調設備の導入が必要でした。当社が行った提案と導入のプロセスを以下にご紹介します。
①お客様の業種、業態、設置場所
今回施工させていただいたお客様は、医療関連施設様です。待合室の環境改善をご希望されていました。
②導入に至った経緯
こちらのお客様は、建設当時からご使用の空調機が故障して修理もできず、また設置場所の問題から撤去も困難な状況で、代わりとなる空調機の導入を検討されており、今回中部空調サービスにご連絡をいただきました。待合室の空調機が使えず、お困りでしたので、早速当社の担当者が現状の確認とヒアリングを行いました。
医療関連の施設という特性から、温度ムラなどを極力減らすため、よく見かける一方吹きや二方吹きのファンコイルではなく、四方吹き(ラウンドフロー式)のファンコイルを提案しました。
③当社を選んだ理由
以前から空調機や換気設備などの施工・メンテナンスで当社をご利用いただいており、今回当社の提案が高く評価されました。特に、以下の2点が決め手となりました。
・温度ムラのない快適な環境の実現
・スケジュールタイマーを導入し、空調機の自動ON/OFF機能を追加することで、患者様だけでなく職員の利便性が向上すること
ファンコイルとは
ファンコイル(Fan Coil Unit=FCU)は、冷水や温水を使って空気を冷暖房する装置で、主に室内の温度調整に使われます。コイル、送風機、フィルター、制御装置から構成され、部屋ごとに温度管理が可能で、オフィスやホテル、病院などで広く利用される空調機です。以下がファンコイルの主な構成要素となります。
- 熱交換器(コイル)
冷水や温水が流れるコイルで、空気を冷やしたり暖めたりします。 - ファン(送風機)
空気を吸い込み、コイルを通して処理した後に室内に送り出します。 - フィルター
空気中の埃や汚れを取り除き、清浄な空気を供給します。 - 制御装置
温度や風量を調整するためのサーモスタットやスイッチ。
④工事内容
こちらの施設では、既にファンコイルユニットを導入されていたため、天井裏に配管がありました。あらかじめ点検口や設計図から天井裏の状態を把握し、最適な位置を定めます。今回は天井がアーチを描いていますので、既設の配管との兼ね合いから、機器が突出することが分かりました。最適な配置を考え、機器を吊り込み、本体の露出している部分は建築工事にて化粧カバーを施すこととなりました。
⑤お客様の声
『患者様の待合環境が快適になっただけでなく、スタッフにとっても優しい空間が実現しました』との声をいただきました。中部空調サービスは、今後も迅速で確実な対応を心がけ、安心・快適な環境づくりに努めてまいります。
⑥まとめ
空調設備の更新はもちろん、その他のご相談にも柔軟に対応いたします。中部空調サービスまでぜひお気軽にお問い合わせください!