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冬場のエアコン安心ガイド:室外機の水・白い煙の正体とは?

寒い冬、エアコンで暖房をしていると、ふと室外機を見てびっくりすることはありませんか?
「室外機から水が出ている…」「白い煙みたいなものが出ている…」

実はこれ、故障ではなく正常な状態の場合がほとんどです。
冬場の室外機の挙動を知っておくと、安心してエアコンを使うことができます。


室外機から水が出る理由

冷房・除湿運転の場合

エアコンが冷房や除湿運転をしていると、室外機や配管の接続部が冷やされ、少量の水滴が発生することがあります。

室外機の周囲に水たまりのように見える場合は、室内機のドレンホースから排出される水や、雨水の影響の可能性もあります。

暖房運転の場合

冬場の暖房運転では、室外機の熱交換器に霜がつくことがあります。

霜がつくと暖房効率が下がるため、霜を溶かすための「霜取り運転(除霜運転)」が行われます。

霜が溶けると、水として室外機から流れ出します。また、霜が解ける際に出る湯気が白い煙のように見えることもあります。


室外機から白い煙(湯気)が出る理由

暖房運転中に室外機周辺から白い煙のようなものが見えるのは、霜取り運転で発生する水蒸気です。

室外機の冷たい風と、霜が溶ける水分が混ざることで、白い湯気のように見えます。

焦げ臭いにおいや黒い煙でない限り、正常な運転状態ですので心配はいりません。

室外機の水や湯気が気になるときの対策

排水工事を検討する
室外機から出る水をベランダや屋上で受けたい場合は、ドレンソケットを室外機の排水穴に接続し、ホースで排水する方法があります。
対応が難しい場合は、購入店や施工業者に相談してください。

霜取り運転の理解
冬場に水や湯気が出るのは霜取り運転の証拠と考えましょう。無理に霜を溶かす必要はありません。熱湯やスプレーでの処理は故障の原因になります。

異常の見分け方
焦げ臭い、黒い煙が出ている、水の量が異常に多いなどの場合は、速やかに運転を停止してください。
コンセントを抜くか、ブレーカーを切って、販売店または専門業者に点検を依頼しましょう。

まとめ

  • 冬場の室外機から水や白い煙が出るのは、ほとんどの場合は正常な運転の結果です。
  • 冷房・除湿運転では結露による水滴、暖房運転では霜取り運転による水・湯気が原因です。
  • 安全に暖房を使うためには、排水方法を工夫したり、霜取り運転の仕組みを理解しておくことが重要です。

冬場も安心してエアコンを使うために、室外機の水や白い煙は故障ではないと覚えておきましょう。