【2025年夏版】ダイキンエアコンが運転しない!原因と対処法5選|猛暑で増えた依頼トップトラブル

「エアコンのスイッチを入れても動かない…」
そんな経験はありませんか?
2025年の夏は例年を大きく上回る猛暑日が続き、私たち中部空調サービスにも連日多くの修理依頼が寄せられました。
その中でも今回は、「エアコンが運転しない」というトラブルです。
真夏にエアコンが動かないと、作業環境は一気に過酷になり、体調不良や作業効率の低下にも直結します。
オフィスや工場では業務が止まってしまうことも少なくありません。
慌てて修理を依頼する前に、まずは自分で確認できるポイントを順にチェックしてみましょう。
実は意外と簡単な原因で解決できるケースも多くあります。
この記事では、2025年夏に最も多く寄せられた修理依頼のひとつである「エアコンが運転しない」トラブルについて、ダイキン製エアコンを中心に解説します。
最後には修理をスムーズに進めるための準備ポイントも紹介します。
目次
- まずは安全確認!運転しないときの初期チェック
- 運転ランプの状態別対処法
- 運転しないときに試す復旧方法
- リモコンの電池切れ・誤操作をチェック
- ブレーカーや電源プラグの確認
- エラーコードが表示されている場合の対応
- やってはいけないこと
- それでも直らない場合は専門業者へ依頼
- 修理依頼前に準備しておくこと
- まとめ:焦らず順番に確認
1. まずは安全確認!運転しないときの初期チェック

エアコンが運転しないとき、まず最初にやるべきことは安全確認です。
- 室内機や室外機から焦げ臭いにおいがしないか
- 異常な音や振動が発生していないか
- 室外機の周囲にゴミなどが詰まっていないか
- 雷や台風による外部からの衝撃がないか
焦げ臭いにおいがある場合は、すぐに運転を停止しブレーカーを落としてください。
無理に運転を続けると、故障が悪化するだけでなく火災の危険もあります。
また、室外機まわりに落ち葉や段ボールが溜まっていると、風がうまく排出できず停止することがあります。
この場合は風の通り道を確保するだけで改善することもあります。
2. 運転ランプの状態別対処法
ダイキン製エアコンでは運転ランプ(緑色)の状態で、確認すべきポイントが変わります。

ランプが点滅している場合
- エアコンを停止する
- 電源プラグを抜く、または専用ブレーカーをOFFにする
- 約1分後に再度ONにして運転を開始
点灯に戻れば正常運転です。
再び点滅する場合は内部故障の可能性が高いため、使用を中止して専門業者に依頼してください。
ランプが消灯している場合
- 電源プラグがしっかり差し込まれているか確認
- 専用ブレーカーが落ちていないかチェック
抜き差しやブレーカー操作で復旧するケースもあります。
ランプが点灯している場合
吹出口が開いた後、すぐに風が出なくても故障ではありません。
数分待っても変化がない場合は、次のステップに進みましょう。
3. 運転しないときに試す復旧方法
ランプ対応を試しても改善しない場合は、以下の手順を順に試してみてください。
3-1. ブレーカーを落として本体をリセット
- 運転を停止する
- エアコン系統のブレーカーをOFFにする
- 1分待機(内部基板の電荷放出)
- ブレーカーをONに戻してリモコンで運転
一時的な制御誤作動ならこれで復旧する場合があります。
何度も同じ症状が出る場合は点検を依頼してください。
3-2. 応急運転(強制運転)ボタンを使う

ダイキン機には室内機パネル内に「応急運転」または「運転/停止」ボタンが搭載されている場合があります。
- 室内機の前面パネルを開く
- 応急運転ボタンを押す
- 応急運転で動く → リモコンの不具合や設定ミスが疑われます
- 応急運転でも動かない → 本体や電源側の問題の可能性が高いです
3-3. フィルターと吹出口を確認

- フィルターが目詰まりしていないか確認
- 吹出口やルーバーに障害物がないか確認
清掃後は必ず乾燥させてから取り付けてください。
3-4. 室外機まわりを確認
- 吸排気方向を30cm以上確保
- 夏は直射日光による過熱に注意(日よけを活用)
4. リモコンの電池切れ・誤操作をチェック
実はリモコンが原因というケースが非常に多くあります。
4-1. 電池を確認
- 電池残量が十分か
- プラス・マイナスが正しく入っているか
- マンガン乾電池を使用しているか(ダイキン推奨)
アルカリ乾電池は液漏れによる故障の原因になるため避けましょう。
4-2. リモコンのリセットと赤外線確認
- 電池交換後にリセットボタンを押して初期化
- スマホカメラで赤外線発光を確認
光が見えなければリモコン故障の可能性が高いです。
リモコンが原因と考えられる場合はこちらをご覧ください→【自分でできる!】リモコン操作でエアコンが動かない時、確認すべきこと
5. ブレーカーや電源プラグの確認
エアコンが完全に反応しないときは、電源供給が止まっている可能性があります。
確認ポイント
- ブレーカーが落ちていないか
- 室内機や室外機の電源プラグが抜けていないか
- 延長コードを使っていないか(使用NG)
ブレーカーが落ちていた場合は一度上げてみましょう。
しかし、何度も落ちる場合は漏電や内部故障が考えられます。
6. エラーコードが表示されている場合の対応
ダイキン製エアコンには自己診断機能が搭載されています。
故障が発生すると、リモコンや本体ランプにエラーコードが表示されます。
確認手順
- リモコンや本体ランプを確認
- 表示された英数字(例:A1、C4、E1)をメモ
- 取扱説明書や公式サイトで内容を確認
よくあるエラーコード例
- A5:熱交換器の温度異常
- C4:室内機の温度センサー異常
- E1:通信エラー
修理依頼時はこのエラーコードを伝えると、部品手配や作業準備がスムーズになります。
補足:
一時的な誤作動の場合、ブレーカーを1分間落として再投入することで改善することもあります。
エラーコード一覧はこちらをご覧ください → ダイキンエアコンのエラーコードと対処法まとめ
7. やってはいけないこと
誤った対応は故障悪化や感電・火災の危険があります。
- 室内機や室外機を自分で分解する
- 叩いたり揺すったりして復旧を試みる
- 延長コードで運転する
- 異臭・煙が出ている状態で運転を続ける
8. それでも直らない場合は専門業者へ依頼

2025年夏に多く見られた症状は以下のとおりです。いずれかに当てはまる場合は、無理に使用せず 専門業者または、中部空調サービスにぜひご相談ください。
- エアコンが冷えない、暖まらない
- 室外機・室内機からの異音
- 水漏れ
- エラーコードが表示される
- エアコンが運転しない
症状が続く中での再運転や放置は、故障悪化や安全リスクにつながる恐れがあります。
また、ダイキン製エアコンは高機能な分、内部構造が複雑です。
自己修理は避け、必ず専門業者に依頼してください。
9. 修理依頼前に準備しておくこと
修理をスムーズに進めるため、以下の情報を事前に準備しましょう。
- エアコンの型式(室内機側面や取扱説明書で確認)
- 表示されているエラーコード
- 症状が出始めた時期や使用状況
- 設置年数や更新履歴
10. まとめ:焦らず順番に確認
- 安全確認(異臭・異音・塞がり)
- 運転ランプの状態確認(点滅・消灯・点灯)
- ブレーカー1分リセット
- 応急運転ボタンで確認
- リモコンの電池・赤外線チェック
- フィルター・室外機まわり確認
- エラーコード確認
- それでも直らない場合は専門業者へ
中部空調サービスなら迅速対応(岐阜・愛知・三重)
弊社「中部空調サービス」はダイキンエアコンの点検・修理・更新を一貫対応。
法令遵守・安全第一で確実な作業をお約束します。
- ダイキン機に精通した技術スタッフが訪問
- エラーコード・症状に合わせた適切な診断
- 更新提案(省エネ・生産性向上)にも対応
2025年夏は猛暑の影響で「エアコンが運転しない」トラブルが急増しました。
無理に使い続けると故障が悪化し、修理費が高額になる可能性もあります。
少しでも不安があれば、お気軽にご相談ください。