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ダイキンエアコン エラーコードA5とは?

このページではダイキン製エアコンの室内機のエラーコードである『A5』について詳しく解説します。エラーコードの種類によってはお客様では対応することができませんので、その場合は、中部空調サービスまで問い合わせください。


ルームエアコン

室内機のエラー

冷房運転時に熱交換器温度が凍結域まで低下したため、運転を停止しています。または、運転中の高圧圧力の過上昇を防止するために停止しています。

  • 冷房時: 室外熱交換器の温度上昇を監視
  • 暖房時: 室内熱交換器の温度上昇を監視

予想されるエラーの原因

《室内機の場合》

エアフィルタの目詰まり

  • エアフィルタにホコリや汚れが詰まると、空気の流れが悪くなり、熱交換器の効率が低下します。結果として、冷却運転時に熱交換器の温度が極端に下がり、凍結域に達することがあります。

熱交換器の汚れ

  • 室内機の熱交換器に汚れが付着すると、熱の交換が正常に行えなくなります。これにより、冷却効率が悪化し、エラーが発生する可能性があります。

熱交換器サーミスタの不具合

  • 温度を検知するサーミスタ(センサー)が故障すると、実際の温度が正確に測定されず、不適切な運転が行われることがあります。その結果、A5エラーが表示されます。

プリント基板の不具合

  • 室内機内部の電子回路に異常がある場合、適切な運転制御ができなくなり、エラーが発生します。

《室外機の場合》

熱交換器の汚れ

  • 室外機の熱交換器が汚れると、外気との熱交換が十分に行えなくなり、圧力や温度が異常値に達することがあります。

ファンモーターの不具合

  • 室外機のファンが正常に回転しない場合、熱を十分に放散できず、高圧圧力が上昇してエラーが発生することがあります。

熱交換器サーミスタの不具合

  • 室外機のサーミスタが故障していると、正確な温度を測定できず、適切な制御が行えなくなります。

プリント基板の不具合

  • 室外機の制御回路が故障すると、正常な運転が妨げられ、エラーが発生します。

電子膨張弁の不具合

  • 冷媒の流量を調整する電子膨張弁が故障すると、冷媒の流れが制御できなくなり、冷却や加熱が正常に行えなくなります。

室外ショートサーキット

  • 室外機が近くの壁や障害物に囲まれている場合、排気が循環して温度が上昇し、エラーが発生することがあります。

対処方法

A5エラーが発生した場合、以下の手順に従って対応を試みてください。

  1. エアコンの運転を停止する
    • リモコンの電源ボタンを押してエアコンを停止してください。運転中のままでは復旧作業が進められないため、必ず電源を切るようにします。
  2. 電源を完全にリセットする
    • エアコン本体の電源プラグをコンセントから抜く、または専用ブレーカーをオフにしてください。電源を切ることで、エアコン内部のリセット処理が行われます。
    • 注意点: ブレーカーを操作する場合、他の家電製品に影響が出ないように確認してください。
  3. 1分以上待つ
    • 電源を切った状態で約1分間待ちます。この時間はエアコン内部のシステムが完全に停止し、リセット処理が完了するために必要です。
  4. 電源を再投入する
    • 電源プラグをコンセントに差し込む、または専用ブレーカーをオンに戻します。その後、リモコンで通常通り運転を開始します。
  5. エラーの再発を確認する
    • 運転を開始した際に、再度A5エラーが表示されるか確認してください。エラーが解消していれば正常に復旧したと判断できます。
  6. フィルター清掃の実施

改善しない場合の対応

上記の対処を行っても症状が改善しない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 内部の部品に不具合が生じている
  • エアコン内部に汚れが溜まり、正常な運転を妨げている

その際は、お買い上げの販売店または中部空調サービスまで点検・修理をご依頼ください。
修理依頼の際には、リモコンのエラーコード表示やエアコンの型番、設置状況をお伝えいただくとスムーズに対応できます。

【注意事項】

ブレーカーや漏電遮断機が作動する場合には、すぐにブレーカーを入れ直さず、機器の絶縁を確認し、問題がないことを必ず確認してください。絶縁の確認をせずにブレーカーを入れると機器が損傷する可能性があります。


お申込みの前に、こちらのページを一度ご確認ください

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