このページではダイキン製エアコンの室外機のエラーコードである『F6』について詳しく解説します。エラーコードの種類によってはお客様では対応することができませんので、その場合は、中部空調サービスまで問い合わせください。
店舗・オフィスエアコン(スカイエア)
ビル用マルチエアコン(ビルマル)
設備・工場用エアコン
室外機のエラー
F6エラーは、試運転(チェック運転)時に冷媒の過充てんが検知された場合に表示されます。機内各部の温度検知によって異常が判定され、運転が停止します。
予想されるエラーの原因
- 冷媒過充てん
冷媒量が適切な範囲を超えて充てんされている場合、異常が検知されます。 - 外気サーミスタの外れ
外気温を検知するサーミスタが外れている、または接続が不完全な場合があります。 - 液管サーミスタの外れ
冷媒の液管温度を検知するサーミスタが外れている、または接続が緩んでいる場合があります。 - 熱交換器サーミスタの外れ
熱交換器の温度を検知するサーミスタが外れている、または接続に不具合がある場合があります。 - いずれかのサーミスタの不具合
上記以外にも、各種サーミスタの故障や異常が原因でエラーが発生する可能性があります。
対処方法
お客様ご自身での対応は難しい状況です。お買い上げいただいた販売店または中部空調サービスまでお問い合わせください。
ルームエアコン
室外機のエラー
F6エラーは、冷房運転時および暖房運転時に異常な温度上昇が検知された場合に運転を停止するエラーです。
- 冷房運転時
高圧側の圧力が異常に上昇した場合に停止します。 - 暖房運転時
室外熱交換器の温度が異常に上昇した場合に停止します。
予想されるエラーの原因
- ファンモータの不具合
室外機のファンモータが正常に動作していない場合、熱交換器が適切に冷却されず、温度が上昇します。 - 熱交換器サーミスタの不具合
温度を検知するサーミスタが故障している場合、エラーが発生します。 - 電子膨張弁の不具合
冷媒の流量を調整する電子膨張弁が正常に機能しない場合、温度制御がうまくいかずエラーが発生します。 - 室外熱交換器の目詰まり・汚れ
室外熱交換器に汚れや目詰まりがある場合、放熱が妨げられ、異常な温度上昇が発生します。
対処方法
- 運転を停止
エアコンを停止した状態で電源プラグを抜くか、専用のブレーカーを切ります。 - 再起動
約1分後、電源を再投入して運転を再開してください。 - 改善しない場合
上記内容をお試しいただいても症状が改善しない場合は、不具合の可能性があります。
お買い上げいただいた販売店または中部空調サービスまでお問い合わせください。
【注意事項】
ブレーカーや漏電遮断機が作動する場合には、すぐにブレーカーを入れ直さず、機器の絶縁を確認し、問題がないことを必ず確認してください。絶縁の確認をせずにブレーカーを入れると機器が損傷する可能性があります。