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社長ブログ

努力しても報われない?それでも努力を続ける理由とは

「こんなに頑張っているのに、なぜ結果が出ないのか?」

経営でも、人生でも、そして、趣味のゴルフでも、何度も直面する疑問です。
正直に言えば、私自身、何度もそう思ってきました。

たとえば、ゴルフ。休日、仕事終わりに、真剣に練習を重ね、今度の本番ラウンドでこそ成果を見せたいと臨んだ日がありました。でも、実際は全くうまくいかない。ドライバーは曲がる、アプローチは寄らない、パットは入らない。「あれだけ打ったのに、練習したのに、何だったのか…」とクラブを置きたくなる。心が折れそうになる瞬間です。

努力すれば報われる。そんな言葉を信じてやってきたのに、報われない現実が突きつけられると、人は迷います。「もう意味がないのでは?」と諦めたくなる。そんな日もあります。

でも私は今、はっきりと言えることがあります。「努力は報われる」と。
ただし、正しい方向で、継続すれば!という条件が付きます。


間違った努力は、むしろ危ない

努力の中身、方向性を見誤ると、むしろ逆効果になることもあります。

以前、私は「短期集中で一気に上達してやる」と意気込み、3日連続、1日300球ずつ練習場でボールを打ち続けました。とにかく数をこなせば何か掴めるだろうと信じて。しかし結果はどうだったか?

ラウンド本番ではスイングが崩れ、むしろ自信をなくすことになりました。

疲労でフォームも乱れ、打ち急ぎの癖までついてしまっていた。
努力していた“つもり”が、逆に悪い習慣を身につける結果になっていたのです。

努力には「質」と「方向性」が欠かせません。量だけでは足りないし、誤ったやり方では成果から遠ざかる。どんなに情熱を注いでも、方法を間違えれば実らない。これはゴルフでも、ビジネスでも、そして人生でもまったく同じです。


成果は、ある日突然、やってくる

ある日、久しぶりに気負わずに回ったラウンドで、自然体で打ったショットがフェアウェイど真ん中に。アプローチもパターも不思議と決まった。「何が変わったのか分からないけど、今日は全部うまくいく」そんな日が来ました。

でもそれは、突然の奇跡ではありません。今まで積み重ねてきた練習、考え、試行錯誤。そのすべてが、ようやく静かに形になっただけのことです。

これは量子力学でいう「クォンタムリープ(量子跳躍)」のようなものです。
電子がある一定のエネルギーを蓄積したとき、瞬間的に別の軌道にジャンプするように、私たちの成長や成果も、ある瞬間に一気に現れることがあります。 努力の成果は、毎日少しずつ見えるとは限りません。むしろ水面下で溜まり続け、ある瞬間に「跳ねる」。だから、見えない間の努力をどれだけ信じられるかが大切です。
途中でやめてしまったら、そのジャンプの瞬間は永遠に来ません。

それでも、努力するしかない

世の中には、才能や効率で上手くやっているように見える人もいます。でも、どんな人も、本当は見えないところで努力を続けています。楽をして成果を出している人など、私は見たことがありません。

中小企業の経営においても同じです。大企業のような資金力やネームバリューはありません。私たちにあるのは「人の力」だけ。そしてその力は、日々の地道な努力からしか生まれない。 たとえ遠回りに思えても、今日の一歩が、半年後の結果につながると信じること。自分の成長を信じて続けること。
それこそが、唯一の近道です。


最後に

私はこれからも、迷ったらこう決めます。
「とにかく動く」「とにかく考える」「とにかく続ける」

努力はすぐには報われない。でも、努力しなければ何も始まらない。
だったら、やるしかない。

今日も、明るく前向きに努力を積み重ねていきましょう。
仕事でも、ゴルフでも、人生でも、最後に笑うのは「やり続けた人」です。

ゴルフも人生も、思い通りになんていかない。
でも、だからこそ――実に面白い。