健康経営と熱中症対策を両立!職場の“冷却環境”を見直すなら今
「健康経営」とは、社員の健康を企業の資産ととらえ、組織的に健康増進を進める経営方針のこと。
従業員の活力を高めることで企業の生産性や持続性を向上させる取り組みとして、多くの企業が注目しています。
中部空調サービスも2022年から連続で「健康経営優良法人」に認定されており、日々の業務の中で社員の健康を守るための取り組みを積極的に進めています。
今、特に重要視しているのが“夏場の職場環境”です。
なぜ中部空調サービスはこの取り組みを行っているのか?

近年、全国的に猛暑日が増え、体感温度が40℃を超えるような日も珍しくありません。
私たち中部空調サービスは、「社員の健康は会社の力そのもの」だと考えています。
空調設備のプロとして、現場で働く社員が一年を通して安心して働ける環境を整えることは、企業としての責任であり使命だと捉えています。
中でも、夏場は特に体への負担が大きく、汗をかきながらの作業、空調の効かない屋上や倉庫、配管スペースでの作業など、熱中症のリスクが日常的に潜んでいることを私たちは現場を通じて実感してきました。
「暑いけど、あともう少し頑張ろう」
「いつも通りの作業だから大丈夫」
そんな油断が、命に関わる事態へとつながってしまう。
私たちはその危険性を、決して他人事とは思っていません。
社員の健康管理と作業環境の整備を、会社全体で取り組むべき“経営課題”として明確に位置づけ、「社員が元気でいてこそ、お客様に良いサービスが届けられる」という想いから生まれ、現在取り組んでいます。
健康経営を支える“2本の柱”
当社では、夏の健康経営を支えるために、「身体を整えるケア」と「身体を冷やす対策」の両面からアプローチしています。
これらはどちらか一方では不十分であり、相互に補完し合うことで、現場で働く社員の安全とパフォーマンスを高めることができると考えています。
【1】身体を「整える」:月2回の出張整体で疲労の蓄積を防ぐ
現場作業は、空調機の設置や点検といった力仕事を伴い、腰や肩への負担が大きくなります。
とくに夏場は、発汗によって筋肉が硬くなりやすく、疲労が蓄積しやすい季節です。当社では、こうした身体の不調を未然に防ぐために、月に2回、プロの整体師による「出張整体サービス」を実施しています。
整体では、マッサージだけでなく、姿勢や体の使い方のアドバイスもあり、以下のような効果が期待できます。
・肩こり、腰痛の緩和による作業時の負担軽減
・ストレッチ指導による柔軟性向上とケガの予防
・疲労蓄積の抑制による集中力、判断力の維持
実際に施術を受けた社員からは、
「作業後の身体の疲れが全然違う」
「体が驚くほど軽くなった」
「朝起きた時のだるさがなくなった」
といった声が上がっています。

自分自身も実際にこの出張整体を体験してみました。
30分程の施術でしたが、普段気づいていなかった体のこりやゆがみに驚かされました。
「肩の高さが左右で違いますね」と言われて鏡を見た瞬間、驚きました。こんなにも違うなんて。
実際に肩や背中をほぐしてもらうと、血流が良くなったのか体がポカポカと軽くなり、その日は業務後の疲れ方がまるで違っていました。
また、整体師の方から簡単に自分で肩こりをほぐせるツボを教えていただいたり、「この動きのクセが腰に負担をかけていますよ」といったアドバイスもあったり、日頃の体の使い方を見直すきっかけにもなりました。
「働きながら体を整えられるって、意外と贅沢なことかもしれない」
そんな気づきを得られる時間でした。
【2】身体を「冷やす」:冷却環境の整備で熱中症を予防
もう一つの柱は、暑さそのものに対応する「冷やす仕組み」の導入です。
どれだけ体力があっても、気温35℃超の環境での作業は体に大きな負担をかけます。
作業中はもちろん、作業後にしっかりと体温を下げる環境があるかどうかで、その後の体調や翌日のパフォーマンスも変わってきます。
当社では以下のような対策を講じています。
・空調服の支給(屋外や高所作業向け)
・冷却スプレーや冷感タオルの常備
・凍らせた飲料、ゼリー飲料の配布
・業務用冷凍ストッカーによる冷却物資の管理と提供
特に冷凍ストッカーは、熱中症対策として非常に効果的です。
帰社後すぐにアイスや冷たい飲み物にアクセスできることで、深部体温を効果的に下げ、リフレッシュと回復を促進します。
実際に社員の方々からは、
「帰ってきたときに、アイスを手に取る瞬間が一番うれしい」
「冷凍庫があるだけで、こんなに職場が快適になるとは思わなかった」
そんな声が寄せられています。
暑い夏場のアイスは最高ですよね。このブログを書いている自分は当社での夏をまだ体験したことがないため楽しみです。
冷やす仕組みがあること自体が、“会社に守られている”という安心感にもつながっているのです。
また、社員が自然と集まる「冷凍庫前のひととき」は、コミュニケーションの場としても機能しており、普段はそれぞれの現場に出ている方が多いため、あまり関わったことがない方ともコミュニケーションが出来るチャンスの場だと思います。
社員同士の中の良さを深めたり、会社の雰囲気作りにも繋がっていったりするのではと思います。

「整える」×「冷やす」で夏を乗り切る職場づくり
当社では、「体を整える」と「体を冷やす」ことの両方に着目し、それぞれに実行可能な施策を取り入れることで、無理なく継続できる健康経営を実現しています。
出張整体で身体そのものの状態を整えるケアをし、冷凍ストッカーなどの設備で外的な熱環境から身体を守る仕組みをつくる。
この2本柱の両輪がそろうことで、社員の安全・快適さ・生産性すべてに好影響をもたらしています。
たとえば
・「体が軽くなると集中力も持続しやすくなった」
・「冷たい飲み物があるだけで“気が楽”になる」
・「きちんと整えて、きちんと冷やす。それが習慣になると、夏でも疲れにくくなる」
というように“気づけば当たり前になっているケア”を会社が提供することで、社員の働きやすさに直結していきます。
企業にとっての健康経営とは、単なる施策の積み重ねではなく、「習慣の設計」であるとも言えるのです。
とはいっても健康経営って何から始めれば良いか迷いますよね。
そう迷う企業様にとって、この2本柱はシンプルかつ効果的なスタート地点です。
・身体のケア=出張整体(30分〜でも導入可能)
・冷却環境の整備=業務用冷凍ストッカー(省スペースタイプもあり)
どちらも無理なく取り入れられ、自分たち自身が「やってよかった」と実感できる施策です。
以前ブログで業務用冷凍ストッカーについて紹介しました。ぜひこちらのブログも見てみてください。
まとめ
これからの時代、「ただエアコンを入れるだけ」「熱中症が起きたら対応すればいい」という対処的な考えでは、社員の健康を守ることはできません。
猛暑が常態化するなかで、予防的な視点での健康経営の仕組みづくりが企業には求められています。
・暑さを我慢しないこと
・疲れを蓄積させないこと
・その場しのぎで終わらせないこと
これらを実現するためには、「整えるケア」と「冷やす設備」の両方を、計画的に、無理なく、習慣として取り入れることが鍵になります。
社員が「この会社はちゃんと私たちの健康を考えてくれている」と実感できる環境は、信頼と働きがいにつながり、それは企業の価値を確実に高めていきます。

“涼しさ”と“ケア”を整えることは、
「働き続けたい会社」「人が集まる会社」になるための投資でもあるのです。
ぜひ、健康経営、熱中症予防対策について考えている企業様は取り入れてみてはいかがでしょうか!