Newcomer

ポジションは新人です

ポジションは新人。プレーの前に、チームを知る

会社って、いろんなポジションが支え合って動いてるんだ。

こんにちは。
今回は、入社後に行われた「社内研修」についてお話ししたいと思います。

外部のビジネスマナー研修を終えたあと、自分たちは社内での研修に入りました。まず最初の4日間は、会社の主要な3つの部門――営繕部、サービス部、経営企画部について、それぞれの仕事や役割を学ぶ座学形式の研修を受けました。

3部門を知る座学研修

営繕部は、営業、施工管理、設計積算の3つに分かれています。営業はお客様とコミュニケーションを取りながら案件を受注する業務、施工管理は受注案件の施工をしっかりと管理監督し、現場を納める業務、設計積算はお客様とコミュニケーションを取りながら案件を受注する営業と密に連携し知識やノウハウを活かした提案を行う業務です。研修では、実際にエアコン取付のための簡単な設計を体験させていただきました。配管の通り道を教えていただいたり、室外機・室内機の設置位置を考えるワークを通して、空調の設計には細かな配慮が必要だということを学びました。図面をもとに工事を組み立て、工具や材料を使って形にしていくという説明を受け、「空調を“つくる”現場」のダイナミックさを感じました。

サービス部は、お客様のもとへ伺い、点検や修理、メンテナンスを行う部署です。研修では、実際にエアコンのフィルター清掃や取付、さらに室外機のボルト外しも体験させていただきました。簡単な作業でも道具の扱い方や安全への配慮が必要で、サービス部の仕事が“細やかさ”と“丁寧さ”を大切にしていることが伝わってきました。現場での判断力や、丁寧な対応が求められるとのお話があり、「空調を“守る”現場」であり、中部空調サービスの根幹を支えている部署だと感じました。

経営企画部は、総務課、経理課の二つに分かれています。会社全体の運営や方針に関わる仕事を担う部署です。研修では、経営企画部がどんな役割を持っているのか、どのような業務を担当しているのかを中心に教えていただきました。社内資料の作成、スケジュール管理、各部門との連携など、会社を円滑に動かすための幅広い業務を行っていることを知り、視野が広がりました。お金や情報を正確に扱うことが大切だと学び、「空調を“支える”役割」を担っていると感じました。

この4日間で、それぞれの部署がどんな働きをしているのかを知り、会社がひとつのチームとして動いていることを実感しました。

実地研修で見えた“リアルな現場”

座学研修を終えたあとは、実際の業務に近い形での9日間の実地研修がスタートしました。座学だけでは分からなかった“動き”や“流れ”を、自分の目で見て、体を動かして体験する機会です。配属予定の経営企画部に関わる業務も含めて、営繕部・サービス部・経営企画部それぞれの現場に入らせていただきました。

営繕部の研修では、実際の現場に同行し、協力業者の方々と連携して業務を行い、主に現場管理をしているものを見学させていただきました。養生作業、現場での安全確認など、ひとつひとつの工程がとても丁寧で、現場作業のプロ意識を強く感じました。限られたスペースの中で、配管や排水の流れまでを考慮しながら設置を行う様子は、まさに“現場の技術力”そのものでした。配線の引き回しや機器の固定を見させていただき、「空調をつくる仕事」の裏側にある緻密さと経験の大切さを学びました。1つの作業にも多くの手間と注意が必要であることを学びました。先輩方が協力し合いながら進めている様子を見て、「チームで現場を動かしている」という空気を肌で感じました。

サービス部では、先輩方と一緒に現場へ同行し、エアコンの定期点検の様子を見学しました。点検項目のチェックリストに沿ってフィルターや熱交換器の状態を確認したり、動作に異常がないかを丁寧に調べたりと、地道で正確な作業の積み重ねが大切であることを学びました。作業中は協力業者の方との連携もあり、「現場でのコミュニケーションの重要性」も実感しました。お客様対応ではなく、協力業者の方とやりとりしながら作業を進める姿が印象的でした。会話のひとつひとつに気配りが感じられ、「人との接し方」が大切だということを改めて実感しました。また、社内研修の時に体験したエアコンのフィルター清掃や取付、室外機のボルト取付の作業を実際に現場で実践させていただきました。学んだ技術ことを生かすことができてとても嬉しかったです。

経営企画部の研修では、書類整理、納品書処理、荷受けなどを実際に体験しました。例えば、納品書のチェック作業では、品名や数量、納品日などを一つずつ丁寧に確認する必要があり、正確さと集中力が求められる仕事だと感じました。現場で使用する部品や機器の荷受けを行い、発注ミスがないか、破損していないかなどの確認をする重要な役目も体験させていただきました。間違ったものが届いてしまうと現場で使いたい材料がない状態になり、お客様、現場で働く先輩に迷惑が掛かってしまうため、正確なものをお届けするという大切さや、現場にはでないけれど部品や機器を現場の先輩へ繋ぐところで関わっていることを実感しました。これらを通して、「ミスをしないように丁寧に進めること」と「分からないことはすぐに確認すること」の大切さを学びました。最初はパソコン作業が難しく、時間がかかってしまいましたが先輩方が丁寧に教えて下さったため、安心して作業を行うことができました。

会社のことを“知る”ということ

この研修を通じて、「自分が働く会社のことを知る」って、とても大切なことだと気づきました。
業務内容を理解するだけではなく、部署ごとの動きやつながりを知ることで、自分の仕事がどこに、誰に、どう関わっていくのかを想像できるようになってきました。

現場で実際に働いている先輩方の姿を見て、「どの仕事も必要不可欠なんだ」と実感しましたし、協力業者さんとのやり取りや書類一枚の扱いからも、“人”が丁寧に繋いでいる仕事なんだと感じました。

社会人として、まだ何も分からない自分ですが、会社の中での動き方や、仲間である先輩方々の存在、役割の違いを知ったことで、「自分もこのチームの一員なんだ」という気持ちが少しずつ芽生え始めました。

次回は、社内研修第2弾を紹介します!